29 August 2010

ここから出て、川沿いの道を歩いて行く。雨不足で川床の端があらわで白くなってきた川を、上の方へほぼ真っすぐ眺めると、小さな滝みたいな川の段から落ちってくる水が真白のひもに見える。近い方の段のひもには水の動きが判るが、二本目北の橋の向こうにある、三四段先での落ちってくる動きが判り難くなり、それより上にある一番遠い方の段のひもはまるで止まったかのように見え、浅くなった川に渡る縞模様の帯になる。
ふくらはぎにあたっている日がちょっと痛いぐらいで、火の横に立っているような感じがする。川道の地面から反射される空気は、乾いた草の少し甘い匂いをしながら以外と涼しい。アスファルトの車道や歩道に出ると、空気が暑くて鼻のなかが焦がされそう。
Concrete creates heat.